PMS(月経前症候群)の症状や原因

PMSは月経前症候群とも言われていますが、これらの症状、そしてなぜそのような症状が発症するのか。またどのような状態になったら医師に相談したらいいのかなど考えてみましょう。

PMSの症状

月経前症候群というネーミングのとおり、生理の前の起こるさまざまな症状であり、その数はなんと200種類とも言われています。
体や心に感じる不調をここに挙げてみましょう。
もし生理の前にこのような症状がいつも起こるようならPMSかも知れません。

まず心のトラブルとしては、理由もなくイライラしたり、気分が落ち込みやすく泣きたくなるときも。
緊張感が抜けなかったり逆にボーッとしてしまう時間が多くなったりします。
情緒不安定になり、すぐに怒り出したり自分を責めたりすることも。
また、家族や友達などを、理不尽なことで責めてしまうこともあるようです。

そして体の不調としてはバストの張りや痛みがあります。
体重が増えたり下腹部が張ったり、むくみ、のぼせ、頭痛、肌荒れ、ニキビ、下痢、腹痛、吐き気などが起こることも。
他にも眠気が強くなったり、逆に不眠で悩むこともあります。
疲れやすく怠さも強く毎日シャキッとしません。

PMSに似ている月経困難症

以上のようなトラブルが起こりますが、とても似ている症状でも違う問題が隠れている場合もあります。
まず、月経困難症は相当な腹痛や下痢、吐き気などが起こることもありますが、PMSは同じような症状があっても生理前だけです。
生理が始まるとピタッとなくなることがほとんどですが、月経困難症の場合は生理が始まってから起こるという違いがあります。

PMSに似ている月経前不快気分障害(PMDD)

広い意味ではPMSなのですが、特に心の部分がとても深いトラブルが出てしまいます。
国内では1.2%程度と言われていますが、精神的に自制が利かない状態になるとPMDDを疑うべきでしょう。

PMSに似ている更年期障害

年齢的に40歳を過ぎてPMSの症状がひどくなってきたら、更年期かも知れません。
また、30代で急に症状が強くなったらプレ更年期の可能性もあります。
ひどい場合は医師に相談し、早めの対処で上手に更年期を乗り超えましょう。

PMS(月経前症候群)の原因

PMSの原因はいまだにはっきり解明されていません。
一説では排卵後に卵胞期から黄体期に切り替わることがうまくできず、いわゆるホルモンバランスがうまく取れないことが原因とも言われています。
女性の生理のメカニズムは排卵を中心に卵胞期から黄体期、黄体期から排卵期に切り替わります。
卵胞期にはエストロゲンが優位になり、黄体期にはプロゲステロンが優位になるのが正しい入れ代わりのメカニズムです。

このリズムがうまくいかず、そのバランスの崩れ方によっても症状は違ってくると言われています。
そのため、わたしたちは少しでもPMSがひどくならないように注意することが大切なのです。

PMSの症状を悪化させる原因

PMSは感じないという程度から、辛くなるような症状まで幅はあるものの、多くの女性が感じることではないでしょうか。
しかし症状がひどくなると放っておけない状態になります。
そのためにも症状を悪化させないことが大切です。そこで悪化させてしまう原因を考えてみましょう。

まずストレスですが、環境の変化、人間関係、ハードワークなどによって緊張状態が続くと自律神経が乱れ、それと連動してホルモンバランスが乱れることに。
それによって、よりPMSが悪化することも考えられます。

また、正確的に真面目で几帳面の人は、どうしても自分も人も完璧であって欲しいと考えます。
そこでストレスが生まれPMSが悪化する原因になることも。また食生活などでもバランスの悪い食事はPMSにも悪影響を与え、タバコ、お酒、カフェインなども注意したいものです。
他にも風邪や何かの病気によって抵抗力が低下することも自律神経を乱す原因となり、それがホルモンバランスにも大きく影響してしまうこともあります。

医師に相談するタイミング

PMSの場合は、自分で我慢できる程度なら、自分なりの改善を試みる程度でもOKです。
しかし毎月生理の前がとても辛いということきには一度医師に相談してみましょう。
違う原因が見つかる可能性もあり、いずれ妊娠ということを考えると、早めに治療した方がいいものもあるはずです。

サプリメントで体質改善

サプリメントなどで体質を改善し、PMSを緩和させることもできると言われています。
特に葉酸サプリはこの辛い症状の緩和や予防にも効果があると言われているのでおすすめしたいサプリメントの1つです。
詳しくは下記の記事を参考にしてみてください。

>>月経前症候群(PMS)に葉酸サプリが効果的

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