月経前症候群(PMS)に葉酸サプリが効果的
月経前症候群はとても辛い場合もありますが、葉酸はこの辛い症状の緩和や予防にも効果があるとのこと。
もともと不妊や生理不順などに効果があることは知られています。
月経前症候群はどういうものなのか、そして葉酸がどのようにかかわっているのかなど考えてみましょう。
月経前症候群(PMS)の精神的症状
PMSは精神的症状もいろいろな苦痛があります。
例えばイライラする、泣きたくなる、ぼーっとする、怒りっぽくなる、情緒不安定、暗い気持ちになる、落着かない、ギリギリの気持ちになる、回りに八つ当たりするなどがあります。
月経前症候群(PMS)によって起こる体の不調
PMSによって起こる体調不良の例として
- バストが腫れて痛い
- 肌荒れやニキビができやすくなる
- 疲れる
- 頭痛や頭の重さ
- 体重増加
- 下腹部の張りや痛み
- 眠気や不眠
- 腰痛
- むくみ
- のぼせ
などがあります。
また生理痛とも言われる腹痛が、激痛である場合も。
なぜ?PMSの原因とは
なぜPMSになるのかというと、はっきりしたことは解明されていません。
しかし排卵後の黄体機に分泌されるプロゲステロンによって、それまでのエストロゲン優位からプロゲステロン優位になります。
そのバランスの乱れから来るという説やプロゲステロン分泌が多すぎる場合に起きるとも言われているようです。
PMSと葉酸の関係
PMSの原因自体がはっきりされていないため、葉酸との医学的にははっきり証明されたわけではありませんが、葉酸不足の人にPMSの人が多いというデータもあります。
そこで葉酸や他のビタミンB群を摂ることは重要であると言われています。
特にうつ的な精神状態になる傾向のあるPMSの予防にも効果があります。
また、葉酸サプリに配合されているビタミンEは女性ホルモンを整えてくれる働きがあるため、積極的に摂取することをおすすめします。
葉酸はつわりにも
葉酸は妊娠前の卵子や精子の正常な産生のためにも効果があり、その後妊娠中の胎児の成長にも欠かせない栄養素でもあります。
また授乳時の子どもの成長にも欠かせません。そして妊娠中のつわりの軽減にも効果があると言われています。
つわりのひどい妊娠初期には胎児の脳や脊椎ができる時期であり、この時期の成長と細胞分裂を正常に行う効果のある葉酸が、何かの理由からつわりにも効果があるようです。
そして葉酸サプリに配合されているビタミンB6はつわりを軽減させてくれる働きがあります。
妊娠や生理など、まだまだ解明されていないことがたくさんあります。
メカニズムが分からず研究結果による報告ということで、勧められている栄養素もたくさんあるようです。その中の一つが葉酸ということになります。
しかし葉酸を摂取することによって、胎児異常の多くが防げるということも実証されています。
生理についてまだ解明されていないこともあるようですが、月経前症候群には葉酸サプリを摂取してみてはいかがでしょうか?