生理不順になってしまう原因とその種類
生理不順で悩んでいる女性も多いようですが、どのようなことから起こるのか。
またどのような症状なのか、どうしたら改善できるのかなどを考えてみましょう。
生理間隔が早過ぎたり遅かったりという生理不順は、どの程度で医師に相談すればいいのかなども考えていきたいと思います。
生理不順とは
生理不順とは生理から生理の間隔が、正常範囲以下または以上であった場合のことを言います。つまり生理の間隔が24日以内、39日以上となると異常であると言われているのです。
また、今月は25日、次の月は34日、次の月は26日、次の月は38日というように、毎月の間隔がひどくまばらな場合も3回不安定な生理間隔があったときには生理不順と言えます。
つまり生理間隔が正常範囲内であっても、その日数が不安定な場合も医師に相談していきましょう。
生理不順はどのような症状が出のか
ホルモンバランスのトラブルによって生理不順が起こるので、イライラ、頭痛、腹痛、吐き気、めまい、気分の落ち込みなど、自律神経の乱れにもつながるのでこのような症状が出と言われています。
生理不順の原因について
生理不順は人によってさまざまな原因があります。
その中でも大きく分けると
- 身体的、心理的なストレス
- 痩せすぎや太り過ぎ
- プロラクチンの分泌異常
- 甲状腺異常
- 生活リズムの乱れ
などがあると言われています。
そして生理不順の原因はこれらの1つが影響しているのではなく、いくつかが重なって影響していることもあるのです。
もし生理不順が気になる場合は、どんな原因があるのか自分で知っておくと改善もしやすいのではないでしょうか。
ここからは原因のご紹介なので、自分がどれに当てはまるかチェックしてみましょう。
そして気になることはどんどん改善していきたいものです。
身体的・心理的なストレス
身体的なストレスというと、疲労や体調不良などによることがあります。
また、精神的なストレスの場合は人間関係などさまざまな理由があると思いますが、女性ホルモンの分泌を左右する脳の視床下部機能が低下し、ホルモンの分泌が不足することに。
それによってホルモンバランスが乱れ、卵胞の成長が低下などによって生理不順が起こります。
鬱病などの精神的な疾患によっても起こることもあります。
痩せすぎや太り過ぎ
特にダイエットによって不自然に痩せた場合は栄養不足によって脳の視床下部が低下し、ホルモンバランスが崩れてしまうことも多いようです。
また、過度なカロリーコントロールによって鬱病などの発症や不眠症などにつながることもあり、これらも当然生理に影響していきます。
逆に太り過ぎると、皮下脂肪から女性ホルモンが分泌されるとういこともあり、ホルモン過剰になることも。
それによって卵巣機能低下による生理不順が起こります。
また、太り過ぎは運動不足にもなりやすく、運動不足によるホルモンの乱れにも影響すると考えられるのです。
プロラクチンの分泌過剰
プロラクチンとは女性が授乳するときに分泌されるホルモンで、授乳中は妊娠しないようになります。排卵を抑制するものです。
授乳していなくても何かの原因でプロラクチンの分泌が増えてしまえば、生理が遅れたり来なかったりする場合もあるとのこと。
甲状腺異常
甲状腺ホルモンの分泌は正常な生理にも大切なことです。
甲状腺ホルモンの分泌が低下しても、また多すぎても生理不順の原因となります。
卵巣の機能も影響を受ける部分の一つであり、甲状腺疾患や甲状腺ホルモン異常によって生理不順が起こることも考えられるのです。
日常生活の乱れ
毎日の生活のリズムの乱れによって生理不順が起こることもあります。
特に睡眠不足や栄養不足、栄養のバランスの問題、また運動不足なども原因の1つになることも。
毎日リズムの整った生活をすることで、体もきちんとしたリズムを刻むことができるのではないでしょうか。
治療法について
治療法は原因によって違ってきます。
鬱病や甲状腺による疾患が原因なら、まず治療をしていくことが大切です。
生活リズムの乱れが主な原因であれば、生活の見直しが大切となります。
他にも無理なダイエットをやめることや、逆にダイエットを必要とする場合も。
また、病院ではホルモン調整治療などによる治療も行われますが、この場合はまず検査をして原因を突き止めることが必要となります。
軽い症状であればサプリメントなどで改善していく方法もおすすめです。