膵臓がんは葉酸の摂取で予防できます
膵臓がんは葉酸の摂取で予防できると言われています。
葉酸というと妊活、妊娠、出産のときには重要な成分だと思われています。でも実はそれだけではなく、膵臓がんの予防にも高い効果があると言われているのです。
葉酸がそんな効果もあったのかと驚く人もいるかも知れませんが、はっきりとした研究結果がいくつも出ているのです。
膵臓がんについて
膵臓がんは背中や胃の痛み、食欲不振、急激な体重の減少などがあります。
しかし早期では何も症状がないのが特徴です。
そして分ったときには生存率は4~5%しか見込めないと言われている深刻ながんとも言えます。
膵臓がんになりやすい人の特徴
膵臓がんになりやすい人は
- 糖尿病系の疾患を患っている人
- 慢性膵炎の人
- すい石症を持っている人
- タバコを吸う人
- 40歳以上の男性
と言われています。該当する項目がある方は気を付けておくようにしましょう。
膵臓がんと食品
膵臓がんの原因と言われているものには、タバコや高脂肪の食品、肉類などの食べすぎなどがあると言われています。
そして膵臓がんの予防には葉酸、ビタミンB6、ビタミン12を多く摂ると予防結果が高いという結果が出ています。
理想的な食品
ビタミンB12、ビタミンB6、葉酸の3つが同時に十分取れるのはレバーなのです。
他にもビタミンCやD、鉄分、たんぱく質など栄養もたっぷりです。
レバーは豚、牛、鶏のどれでもレバーには効果があります。焼き鳥のレバーなら1串でもいいので毎日食べると随分違うのではないでしょうか。
ハーバードの研究結果
米国のハーバード大学医学部のスケルンハマー准教授たちによる研究グループによって、膵臓がんと食べ物との研究が発表されました。
その結果によると膵臓がんになる危険が一番低かったのは葉酸とビタミンB6の濃度の高いグループだったのです。
葉酸とビタミンB6の濃度の高いグループは膵臓がんになる危険が2%低くなり、ビタミンB12においては9%低くなったのです。
スエーデンの研究発表
スエーデンでの研究では最近、葉酸による膵臓がんの発症リスクが下がったという結果が発表されました。
葉酸摂取の一番高いグループと一番低いグループでは、膵臓がんの発症リスクは75%も低かったというすごい結果が出ています。
この実験からはイチゴやさくらんぼ、キウイフルーツなどの果物が膵臓がん予防に大きくかかわっているという結果が出たのです。
葉酸は他のがんにも
葉酸が結腸がんの予防にも効果があると言われています。最近日本人の中でも結腸がんが増えています。
やはり植物繊維不足や動物性脂肪の過剰摂取が、結腸がんの要因とも言われています。
葉酸は粘膜を強くうる作用があり、腸や胃の粘膜を強化することができるので直腸がんや胃かいよう、胃がんの予防も効果があると言われています。