グレープフルーツジュースを飲めば葉酸サプリはいらない?
グレープフルーツジュースはダイエット飲料としても非常に高い人気を誇る、女性の味方です。
ビタミンもたっぷりと配合していて、成分表を見ても、「ああ体に良さそう!」という感じが伝わってきます。
でもちょっと待ってください。その中に本当に「葉酸」はありますか?
意外にグレープフルーツジュースの中には含まれていないことも多いので、注意が必要です。
グレープフルーツジュースと葉酸…
グレープフルーツの中でも、ピンクのグレープフルーツの方が葉酸は多いと言われています。
しかし、100グラムのピンクグレープフルーツジュースには、15マイクログラム程度しか含まれていません。
大人なら1日480マイクログラムが必要なのです。
このことからも、グレープフルーツジュースを飲んで、480マイクログラムの葉酸を摂取するためには、大量に摂取する必要があります。
普通に飲める量ではありません。
つまり意識的に摂るといいという食品ではあっても、特にグレープフルーツジュースで葉酸を、十分摂ることができるというほどの分量ではありません。
グレープフルーツジュースに頼るのは間違い
グレープフルーツに頼るのは絶対間違いであり、それより食品で摂るなら鶏レバー、牛レバー、そして豚レバーにはとても多く含まれています。
その4分の1程度ですが、ウナギやウニ、枝豆、モロヘイヤ、芽キャベツ、緑色のものに多く含まれています。
しかし、レバーやウナギ、ウニばかり食べるわけにも行きません。
食事はバランス良く取ることが一番であって、葉酸がいいからといって、そのために偏った栄養素を摂ることは良くありません。
そこで、葉酸サプリで補給することをおすすめしたいのです。
グレープフルーツは葉酸がそんなに多いというものではないものの、フルーツの中では葉酸も入っているので意識的に摂るといいですね、というものの1つです。
しかしグレープフルーツジュースは果糖も多いので、その辺でもあまり摂りすぎはおすすめできません。
食物分類による葉酸の高いもの
食物を分類の中でも、葉酸が多く含まれているものをご紹介しましょう。
まず穀類としてはアマランサスがトップで、次にディニッシュパンが多いのですが、食べすぎは肥満にもつながります。
豆類では、きな粉と小豆、大豆がダントツなので、納豆も豊富に含まれています。
魚類ではウナギのキモがトップで、たたみいわし、アンコウの肝、似も美、白魚、アユ、イワシなどとなっていきます。
魚介類は、ウニがトップで、筋子、いくら、ホタテヒモ付きなどが多いものとなります。
肉類では鶏レバーがダントツで、どれよりも多く含まれています。
それに続き牛レバー、豚レバーに続きます。
他にフォアグラ、卵黄身辺りが特に多いと言えそうです。
驚くほどダントツに多いのが焼き海苔です。これは鶏レバーよりずっと多いのですが、海苔はとても軽いので、100gというと相当の量を食べなければならないので、結局思った様に摂れないわけです。
わかめ、青のりなども、まあまあ多い方ですが、逆に寒天は海藻なのに、まったく葉酸は入っていません。
フルーツでは、ライチ、イチゴ、アボガド、マンゴーが多く含まれています。
あとは、少量ならどのフルーツにも含まれていると言えそうです。
結局このようにいろいろな食物に葉酸は含まれていますが、ほんの微量なのです。
だからこそ、葉酸サプリで摂ることをおすすめしたいのです。