葉酸サプリでダウン症のリスクを軽減できる?

先天的な障害を持っている赤ちゃんは、精子や卵子が作られる時点で、細胞分裂のときにDNAのコピーの書き換えミスが起こると言われています。
ダウン症も後天的なものではなく、この段階からの問題があるようです。さて、ダウン症の原因などを考えながら葉酸サプリがどのぐらいリスク軽減できるのかなどまとめてみました。

ダウン症の原因

ダウン症の確率まずダウン症の原因から考えてみましょう。ダウン症の多くは突然変異によって生じると言われています。
特にダウン症は受精卵ができる時点でトラブルがあるのではないかということです。ダウン症の場合は染色体が1本多くなります。
染色体異常がどうして起こるのかはまだ不明ですが、21番染色体に異常があることは分っています。
精子、卵子ができるときに何か起こってしまったということから、葉酸効果が期待されています。

またダウン症は母親の年齢によって随分発症率が変ってくるという事実もあります。
例えば20代の女性の確率は1667分の1と言われています。30代では952分の1となっています。ここでもう倍近い倍率になりつつあります。
さてこれが40歳から45歳の出産となると66分の1という確率になってしまうのです。

葉酸とダウン症

葉酸とダウン症葉酸は細胞分裂の異常リスクを軽減することができます。特に染色体異常はこの細胞分裂のときのトラブルと言われているため、葉酸がダウン症の予防にも効果が高いと言われるようになりました。

特に葉酸は先天性異常の無脳症や二分脊椎のリスクを下げるということは研究結果もあり、確実だと言われていました。
しかし2003年に世界的な権威である医学士ランセットによって葉酸がダウン症を防ぐ可能性があると発表されたのです。
そのため2003年からは葉酸の効果としてはっきりダウン症の軽減効果もあると言われるようになりました。

アメリカに比べても日本のダウン症の割合は8倍、イギリスの6倍という結果が出ています。これは日本の高齢者出産が多いからなのかもしれません。
この数字はとても怖い数字と言えそうです。
しかし朗報とも言えることは、葉酸はダウン症を70%軽減できると言われていることなのです。

葉酸の細胞分裂における作用

細胞分裂をコピー機に例える話があります。つまり細胞分裂のときには同じものがそっくりコピーされるのが正常な細胞分裂です。
そのときトナーがきちんと足りてないとコピーをするときに、一部が欠けてしまいます。
つまり葉酸をこのトナーに例えると、とても簡単分りやすくなります。
やはり正常なコピーをするにはトナーがきちんと足りていることが重要だということなのです。

まずは細胞分裂を防ぐためにも葉酸をしっかり摂取しましょう。
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