葉酸を摂取して自閉症のリスクを軽減できる?

葉酸は細胞分裂のときに起こる異常を回避することができる可能性が高く、精子や卵子の細胞分裂の状態のうちから葉酸摂取が勧められています。
もちろん受精卵の着床がしやすい体づくりを、葉酸がしっかり行ってくれます。
また妊娠中も赤ちゃんは細胞分裂を激しく繰り返し、そんな状態の中いろいろな障害からも守ってくれます。
そして葉酸が自閉症リスクの軽減にも高い効果があるという調査結果も出ているのです。

自閉症の発生原因とは

葉酸摂取の妊婦からは自閉症児の出生が4割少なかった自閉症の発生原因は確実に解明されていないというのが今の現状です。しかし先天性の脳障害ではないかという説が一番有力とされています。
つまり後天的なものではなく先天的であり、産まれたときから自閉症であるということなのです。

特に脳の障害ということで、妊娠中に栄養が不足していたのが原因ではないかと言われています。自閉症の他にも言語障害や歩行困難などの障害も、この栄養不足からくると疑われているのです。
しかし今は戦後の食糧難の時代ではありません。
ましてこの飽食の時代、妊娠中にはしっかり食事をとっているママたちが多いはずです。

そこから分ることは栄養全体の不足ではなく、ある特定の成分が不足しているのではないかということだったのです。
そこで赤ちゃんの細胞分裂にもかかわりの深い、葉酸の不足ではないかと言われるようになりました。

葉酸は赤ちゃんの神経や臓器を作るための必要なビタミンでもあり造血するにも欠かせない栄養素であるにも関わらず、残念なことに食品からはなかなか摂りにくい成分だったのです。
そのため普通の食事をしていても不足気味になる可能性はとても高い成分でもあるのです。
妊娠中は多く必要とされるビタミンであり、不足しやすい成分なのです。

海外の研究結果では葉酸を摂取した妊婦と、摂取しなかった妊婦を比べたところ、葉酸摂取の妊婦からは自閉症児の出生が4割少なかったという結果がでたのです。
4割減るということは、やはり葉酸が影響していることは間違いないようです。
その結果から葉酸が自閉症リスクを抑える可能性が高いと言われるようになったのです。

妊活からの摂取が理想

出来れば妊娠中だけでなく、妊娠する前の精子と卵子が作られる時点から葉酸を摂取することが勧められています。
特に妊娠する3カ月前からと言われているので、妊活を意識したらすぐに摂取するようにしましょう。

卵子や精子が細胞分裂される時点で起こる異常のリスクの軽減にも効果があるので、男性も女性と一緒に妊活中の葉酸摂取をしてはいかがでしょう。

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