葉酸サプリとピルの飲み合わせは副作用がある?

サプリを飲む女性

葉酸サプリとピルの併用は問題があるのでしょうか。
ピルは基本的には妊娠の予防・避妊のためのものですが、葉酸サプリは逆に妊娠したい人に飲まれているアイテムです。
しかし中には妊娠を希望するものの、ホルモンバランスが悪いために起こる症状に対してピルが辞められない人もいるようです。
ここではピルの特徴から葉酸サプリとの相性や併用可否などを考えてみたいと思います。

ピルについて

アメリカで発売されてからもう40年経つと言われているピルですが、基本的にピルは避妊目的で飲むことが多いアイテムです。
ピルには卵胞ホルモン(エストロゲン)黄体ホルモン(プロゲステロン)の2種類が含まれていて、女性ホルモンのバランスをコントロールすることで排卵をしないようにします。
そしてもし排卵して受精しても着床しないようにコントロールしていく働きがあります。

ピルと葉酸サプリの同時摂取について

ピルは葉酸サプリを含めたビタミン剤などの体内吸収率を下げるという作用があると言われています。
それと同時にピルの効果も半減すると言われているため、できるだけピルとの併用は避けるようにしましょう。副作用があるというよりはどちらも効果が半減してしまうというイメージです。

上手に併用して飲むには

ピルと葉酸サプリを生活の中で上手に併用して飲むためには、最低でも4時間以上空けるようにしましょう。
それだけ時間を開けると前に飲んだものも体内へ吸収されてしまうので、お互いに悪影響を与えずに済みます。
効果の減少はあっても葉酸サプリは一般の薬と違い、健康食品なのであまり副作用ということは考えなくても大きな心配はいりません。

避妊以外のピルの利用理由

基本的には避妊という役割のあるピルですが、実は

  • 月経前症候群や生理痛
  • 子宮内膜炎の予防
  • 卵巣がん
  • 子宮がんの予防
  • ニキビや肌トラブルの予防
  • 更年期障害の治療

などにも使われています。
特に月経前症候群で生理痛などが強い女性は妊娠したいけど、辛いので両方の摂取を考えている人も結構いるようです。

結局、月経前症候群や生理痛には不妊の原因が隠れていることがほとんどです。
そのため妊娠を希望しているなら、ピルのみで改善させるのではなく、体質から改善させる必要があるのではないでしょうか。

葉酸サプリだけでもピルの効果が得られる

女医と患者ピルの利用理由は上に記しましたが、避妊したい人は別として他の摂取理由を考えると、葉酸サプリだけでも十分効果を感じることができます。

ピルを利用している間はなかなか妊娠できないのが現実です。
しかし葉酸サプリによって月経前症候群や生理痛も改善される効果は期待できます。

また、子宮内膜炎の予防や改善にも葉酸で効果が十分期待できます。
葉酸サプリに含まれている葉酸やビタミンEは子宮内膜を強くする効果があり、それによって受精卵の着床も高めます。

他にも葉酸サプリで子宮体がんや子宮頸癌の予防も期待できます。
葉酸は子宮付近の正常な細胞分裂を正常に促進させるため、子宮がんなどの予防効果にも働きます。
このように葉酸は子宮や卵巣、子宮頸部などの正常な細胞分裂に大きく影響しているのです。

女性ホルモンのコントロールのためにピルを摂取している方もいますが、葉酸サプリの働きを考えると十分効果が期待できるため、無理に併用する必要もないかと思います。
また、葉酸摂取は根本的に体質を改善させていくので、自然に予防、改善することができるのです。

状態だけを抑え込んでも、結局原因を改善することはできません。
体質が変れば生理痛や月経前症候群なども改善され、自然に妊娠もできる可能性が高まるため、そういう意味でも葉酸サプリで体質改善をすることをおすすめします。

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